不採用者からの採用成功事例|キャリアリレーで広がる“つながる採用”の可能性

更新日: 2025年11月2日 | カテゴリ: 採用DX・成功事例

不採用者 採用 成功 事例

手間なく、採用コストを回収へ。
不採用者を「機会損失」で終わらせません

  • 不採用者への対応コストや機会損失を解消し、収益として回収したい
  • 不採用者にも責任をもってアフターフォローを行い、企業ブランディングを向上させたい
  • 手間をかけずに、不採用者へのアフターフォローと、必要な人材の紹介を受けたい
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はじめに:不採用者は“次の採用チャンス”を生む

採用活動において、不採用となる候補者は避けられません。 しかし、フォローの仕方やデータ活用次第で、不採用者が次の採用成功につながることがあります。 近年では、企業が“不採用者を資産として扱う”姿勢を持ち、再応募や他社紹介を通じて新たな採用成果を生み出すケースが増えています。

本記事では、不採用者から採用につながった実際の成功事例を交えながら、 企業がどのように関係を維持・活用していくべきかを解説します。

事例①:再応募による採用成功(IT企業A社)

A社では、2年前の中途採用時に一度不採用となった候補者がいました。 選考時にはスキルがわずかに足りず、当時は「今後の成長を期待」と伝えてお祈りメールを送付。 その後、採用管理システムにデータを保存し、半年ごとに企業ニュースを配信していました。

1年半後、その候補者から再応募があり、今回はスキルアップを果たして見事に内定。 当時の担当者は「データを残し、誠実に関係を続けたことで再会につながった」と語っています。

▶ 成果:広告費ゼロで採用成功/定着率100%/採用コスト約60%削減 ▶ ポイント:不採用時の印象を良く保つ丁寧なフォロー

事例②:他社紹介による採用成功(キャリアリレー導入企業B社)

B社では、不採用者のフォロー強化と同時に、キャリアリレーを導入しました。 キャリアリレーは、自社で不採用となった候補者を他社へ紹介し、 10名紹介するごとに他社から1名の候補者を無償で紹介してもらえる採用ネットワークです。

ある候補者はB社では採用に至りませんでしたが、キャリアリレーを通じて他社C社に紹介。 C社で採用が決定し、その後の活躍が話題となり、再びB社がそのC社経由で人材紹介を受ける形に。 まさに“不採用者が採用ネットワークを生んだ”成功例です。

▶ 成果:不採用者を起点に他社採用成功/結果的に自社も新たな候補者を獲得 ▶ ポイント:不採用を「終わり」ではなく「循環の始まり」と捉える

事例③:不採用者が紹介経由で採用成功(メーカーC社)

C社では、不採用者に対して「今後もつながりたい」というフォローメールを送信していました。 その結果、不採用者が友人を紹介し、その方が新ポジションで採用されるというケースが発生。 不採用者自身も「誠実な対応に感動した」とSNSで好意的に発信してくれたことで、企業認知度も向上しました。

▶ 成果:紹介経由の採用率向上/口コミによる応募増加 ▶ ポイント:不採用者の“感情体験”がブランド価値を高める

成功の共通点:データ・フォロー・ネットワーク

3つの事例に共通しているのは、「関係を絶やさなかった」こと。 不採用者を記録し、定期的にコミュニケーションを取り続けることで、 「再応募」「紹介」「他社連携」など、あらゆる採用チャンスが生まれています。

  • データ: 不採用者情報をATSやCRMに保存・分析
  • フォロー: 丁寧な通知と、再応募の案内
  • ネットワーク: キャリアリレーによる企業間の人材循環

これらを仕組み化することで、不採用者が「未来の採用資産」として活きるようになります。

実践テンプレート:不採用者へのフォローメール例

件名:選考結果のご連絡(株式会社〇〇)

〇〇様

このたびは弊社にご応募いただき、誠にありがとうございました。
慎重に選考を進めた結果、今回はご期待に沿えない結果となりました。

しかし、〇〇様のご経験や姿勢は非常に印象的でした。
今後のポジションでマッチする機会がございましたら、
ぜひ改めてご応募いただけますと幸いです。

また、弊社が参加している「キャリアリレー」を通じて、
他社の求人をご案内できる場合もございます。
👉 https://career-relay.jp

今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

株式会社〇〇  
採用担当
    

このように「再応募」や「他社紹介」の導線を入れることで、不採用者との関係が継続し、 思わぬ形で採用成功に結びつくことがあります。

まとめ:不採用者を活かす企業が“つながる採用”を実現する

不採用者を大切に扱う企業ほど、採用の質とスピードが向上しています。 フォローとデータ活用を通じて関係を維持し、キャリアリレーのようなネットワークを活用すれば、 不採用者10名の紹介で1名無償紹介という仕組みを通じて、新たな採用の流れが生まれます。

不採用対応を“終了処理”にせず、“次の採用の始まり”として設計する。 その意識が、採用力と企業信頼を同時に育てる最も確実な方法です。

執筆:キャリアリレー編集部

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