お祈りメール(不採用通知)テンプレート集

──誠実さとブランドを守る“断り方”の型

「お祈りメール」とは、採用選考で不採用になった応募者へ送る通知メールのこと。
文面ひとつで、企業の印象が大きく変わります。
ここでは、丁寧で印象を損なわないお祈りメールのテンプレートを、目的別・トーン別にまとめました。


手間なく、採用コストを回収へ。
不採用者を「機会損失」で終わらせません

  • 不採用者への対応コストや機会損失を解消し、収益として回収したい
  • 不採用者にも責任をもってアフターフォローを行い、企業ブランディングを向上させたい
  • 手間をかけずに、不採用者へのアフターフォローと、必要な人材の紹介を受けたい
目次

📩 基本テンプレート(汎用・最も使いやすい型)

件名:選考結果のご連絡(株式会社〇〇)

〇〇様

このたびは弊社の求人にご応募いただき、誠にありがとうございました。
選考の結果、誠に残念ながら今回はご期待に沿う結果とならず、
不採用とさせていただくことになりました。

面接を通じて〇〇様のご経験やお人柄を拝見し、大変印象深く感じております。
今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

株式会社〇〇
採用担当 △△

💡ポイント

  • 「不採用」という言葉を直接使わず、「ご期待に沿う結果とならず」と表現してもOK。
  • 敬意と感謝を伝えることが最重要です。

💼 丁寧・誠実トーン(中途・ハイクラス候補者向け)

件名:選考結果のご連絡(株式会社〇〇)

〇〇様

このたびは数ある企業の中から弊社にご応募いただき、心より御礼申し上げます。
面接を通じて〇〇様のご経験・ご見識に触れることができ、非常に有意義な時間をいただきました。

慎重に選考を進めた結果、今回は弊社の現時点での募集要件と合致せず、
ご期待に沿うご案内ができませんでした。

しかしながら、〇〇様のキャリアは今後ますますご活躍されるものと確信しております。
改めて弊社に関心をお寄せいただいたこと、心より感謝申し上げます。

末筆ながら、今後の益々のご発展をお祈り申し上げます。

株式会社〇〇
人事部 採用担当 △△

💡ポイント

  • 「貴重な時間をいただいたこと」「感謝」を繰り返し明記。
  • 丁寧さと誠実さを軸に、上品な印象を与える文面です。

🌱 再応募・再チャレンジを歓迎するタイプ

件名:選考結果のご連絡(株式会社〇〇)

〇〇様

このたびは弊社の求人にご応募いただき、誠にありがとうございました。
選考の結果、今回はご希望に添えない結果となりましたが、
面接を通して〇〇様のお人柄や姿勢に大変好感を持ちました。

今後、弊社の事業拡大や新規ポジションが発生した際には、
改めてご案内を差し上げることもございます。
ご縁がございましたら、ぜひ再度ご応募いただけますと幸いです。

株式会社〇〇
採用担当 △△

💡ポイント

  • 不採用を“終わり”ではなく“つながり”として表現。
  • 再応募を促すことで、母集団形成コスト削減にもつながります。

🔄 キャリアリレー対応版(他社紹介型)

件名:選考結果のご連絡と今後のご案内(株式会社〇〇)

〇〇様

このたびは弊社にご応募いただき、誠にありがとうございました。
選考の結果、今回はご期待に沿う結果とならず、ご縁を結ぶことが叶いませんでした。

ただし、〇〇様のご経験を活かせる可能性がある企業を、
弊社が提携する人材紹介会社を通じてご案内できる場合がございます。
ご希望の際は、以下フォームよりお知らせください。
▶︎ [紹介希望フォームURL]

〇〇様のキャリアがより良い形で発展されますことを心より願っております。

株式会社〇〇
採用担当 △△

💡ポイント

  • 「キャリアリレー」モデルに対応。
  • 候補者に“次のチャンス”を提示することで、
    不採用が“感謝”に変わるコミュニケーションを実現します。

🕊 カジュアルトーン(スタートアップ・若年層向け)

件名:選考結果のご連絡(株式会社〇〇)

〇〇様

ご応募ありがとうございました!
面接でお話しできたこと、とても嬉しかったです。

残念ながら今回はご期待に沿えない結果となりましたが、
チャレンジ精神や前向きな姿勢が印象的で、ぜひ今後もご活躍を応援しています!

タイミングが合えば、またお話しできる日を楽しみにしています。

株式会社〇〇
採用担当 △△

💡ポイント

  • 若手応募者向けに柔らかく、フレンドリーに。
  • SNS世代には「誠実でフランク」なトーンが好まれる傾向があります。

💬 不採用連絡に関する補足アドバイス

  1. 返信不要を明記しておくと、応募者の心理的負担を軽減
     → 「本メールへのご返信は不要でございます」と一文添えると親切。
  2. 結果連絡は早めに(目安:面接後3営業日以内)
     → 返信の早さも誠実さの指標になります。
  3. テンプレ+個別要素を組み合わせる
     → すべて定型文にせず、「〇〇の経験が印象的でした」など一文加えるだけで“人が書いた”印象に。
  4. キャリアリレー(他社紹介)などの出口を提示する
     → 不採用=ネガティブな印象を完全に払拭できます。

✨ まとめ

  • 「お祈りメール」は“終わりの連絡”ではなく、“関係性を残す最後のチャンス”。
  • 丁寧さ × 感謝 × 再チャレンジ提示 が理想的な構成。
  • キャリアリレーなどの仕組みを組み合わせれば、
     不採用者を資産化し、採用コストを回収できる未来志向の採用体験を提供できます。

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