不採用者活用の成功事例|データとキャリアリレーで採用を循環型に変える方法

従来の採用活動では、不採用者への対応は「お祈りメールで終了」というケースが一般的でした。
しかし現在、不採用者を「次の候補者」や「ブランド発信者」として活用する企業が増えています。
この動きは「採用を一度きりの活動ではなく、循環する仕組みへ変える」というDXの流れの一環です。
本記事では、不採用者活用の国内外事例を紹介しながら、データの利活用と「キャリアリレー」を組み合わせた最新の採用モデルを解説します。
なぜ不採用者を活用すべきなのか
採用担当者は年間で多くの候補者と接触しますが、採用されるのはごく一部です。
たとえば100人応募して5人採用なら、95人は“不採用”ということになります。
この95人を放置してしまうと、以下のような機会損失が生じます。
- スキルが向上して再応募する可能性を逃す
- 他職種でマッチする機会を逃す
- 不誠実な対応により企業ブランドを損なう
- 紹介や口コミを通じた応募増加の機会を失う
逆に、不採用者をデータとして管理・活用すれば、次の採用活動の「資産」になります。
不採用者活用の国内外事例
事例①:外資系IT企業A社|不採用者のタレントプール化
A社では、不採用者の履歴・面接記録・スキル評価をATSに保存し、半年に一度、条件が合致する求人が出た際に自動で再通知を行っています。
「前回は応募条件に届かなかった候補者」が1年後に再応募し、採用に至るケースが増加。再応募者の採用率は新規応募者の2倍に達しました。
事例②:国内メーカーB社|不採用者アンケートとブランド改善
B社では、不採用通知後に匿名アンケートを実施。「選考中の印象」「連絡スピード」「面接官対応」などをデータ化。
その結果、面接官のフィードバック対応を改善したところ、口コミサイトでの企業評価が平均3.2→4.1に上昇。応募数も前年比1.4倍に増加しました。
事例③:人材サービス企業C社|不採用者紹介モデルの構築
C社は、不採用者を社内外の他求人に紹介する「セカンドマッチング」制度を導入。
これにより、応募者の満足度が高まり、不採用者の口コミ経由で新規応募が発生。紹介経由応募比率が25%を超えました。
事例④:教育業界スタートアップD社|キャリアリレー導入で自動化
D社では、不採用者対応の自動化と採用コスト削減を両立するために「キャリアリレー」を導入しました。
キャリアリレーは、不採用者10人を人材紹介会社に紹介することで、1人分の採用支援を無料で受けられる仕組み。
企業側は、お祈りメールに専用URLを1行貼るだけで導入可能です。
導入後、不採用者対応の工数はゼロに。不採用者10名あたり1名分の無料採用支援が得られることで、採用単価を平均15%削減しました。
キャリアリレーを活用した不採用者データの循環
キャリアリレーを採用DXの仕組みに組み込むと、不採用者データが“採用の循環”を作り出します。
循環の流れ
- 応募者データをATSで管理・可視化
- 不採用者へキャリアリレーURL付きのお祈りメールを自動送信
- 不採用者がキャリア支援サービスに登録(企業の紹介実績としてカウント)
- 10人登録ごとに1人分の無料採用支援を獲得
- その支援で得た人材データを再度ATSに蓄積
この循環により、「応募→不採用→支援→再採用」というサイクルが自然に回り始めます。
お祈りメール活用テンプレート
件名:選考結果のご連絡(株式会社〇〇)
〇〇様
このたびは弊社にご応募いただき、誠にありがとうございました。
慎重に選考を進めましたが、今回はご期待に添えない結果となりました。
ただ、〇〇様のご経験と意欲を高く評価しており、
今後のキャリアを応援したく、弊社提携のキャリア支援サービスをご案内いたします。
▶ ご登録はこちら(無料):<a href="https://careerrelay.jp">https://careerrelay.jp</a>
キャリアリレーでは、専任アドバイザーが無料でキャリア相談を行います。
今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
株式会社〇〇
採用担当
このテンプレートを採用管理システム(ATS)に登録しておくだけで、不採用者対応が自動化され、データが蓄積されていきます。
不採用者活用の成功ポイント
- 1. データを必ず残す 応募者情報・面接記録・評価コメントをATSやスプレッドシートに一元管理する。
- 2. フィードバックを定量化する 「なぜ不採用か」を明確にし、社内改善のデータとして活用。
- 3. 定期的に再アプローチする 半年後・一年後などに、求人再開の通知を自動送信する仕組みを作る。
- 4. キャリアリレーで自動循環化 お祈りメール1通で、不採用者支援・採用支援・データ循環の3つを同時に実現。
まとめ:不採用者こそ「次の採用の入口」
不採用者活用の本質は、“終わりを始まりに変えること”です。
データを残し、関係を保ち、支援を提供することで、不採用者は次の採用資産になります。
キャリアリレーを導入すれば、その仕組みを自動で回せます。
企業は採用コストを下げ、応募者は支援を受け、双方がメリットを得る「循環型採用」が実現します。
採用活動を「点」から「線」へ、そして「循環」へ。
それが、不採用者活用の次なるステージです。

